京都|六道まいりでお精霊(おしょらいさん)のお迎え

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京都の歳時記

京都のお盆は、六道まいりから始まります。

京都では8月13日からお盆が始まり、16日の五山の送り火を見ながら
精霊は天に帰られるといいます。
その精霊(京都ではおしょらいさんと言います)さんを迎えに行く風習があり
そのお迎えに行く場所が、六道珍皇寺といいます。
そのおしょらいさんを迎えに行くことを六道まいり(8月7日~10日)といい
昔からの京都の風習です。

平安時代、六道のこの界隈は京都の東の墓所鳥辺山のふもとで、
六道の辻と呼ばれ、野辺送りをした場所です。
この場所は生死の界(冥界への入り口)であり、お盆には必ずこの場所を通って
帰って来られると信じられています。

京都生まれの京都育ちの私は、幼いころから祖母に連れられて
おしょらいさんのお迎えに来たことがとっても懐かしい思い出です。
そのころはあまり関心がありませんでしたが、屋台で売っている海ほうづきを買ってもらうのが
六道まいりの楽しみでした。
最近は海ほうづきを見かけなくなり淋しいです。

今年は何年かぶりに、おしょらいさんのお迎えに来ました。
1月27日に亡くなった主人の100歳の伯母を迎えるために
陽が昇ると暑くなるので、朝一番にきました。
(六道まいりは朝6時~午後10時)
朝一番と言っても、着いたのは7時半でしたが
それでも沢山の人でにぎわっていました。

六道まいりの順序

1 参道を入ったところに、高野槇が売っています。
  この高野槇に精霊がのられて冥土から帰ってくると言われ
 「迎え鐘」をついて迎えたおしょらいさんが高野槇の葉の上にのって
  わが家へ里帰りされると言われています。
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2 本堂前で水塔婆に戒名を書いてもらいます。

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3 水塔婆を持って「迎え鐘」をつきます。

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4 水塔婆をお線香で清める。

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5 地蔵尊宝前でその場に置いてある高野槇で水塔婆をお清めして
  そこに納めて六道まいりはおしまいです。

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久しぶりの六道まいりだったので、4の行程を飛ばしてしまい
あとからお線香だけをお供えしました。

今年は六道まいりに行くと張り切っていたのですが
今日はとんでもない?でもないのですが間違いをしてしまいました。

いつもは東大路通りから入るのですが、車を西側に置いたので
西の方から入っていき、少し曲がったところに六波羅蜜寺があり
そこでもおしょらいさんのお迎えをされていたので
朝なので寝ぼけていたのか、とっても綺麗で新しかったので
「建て替えられたのですか?」などとアホなことを聞きながら
まずはそちらで、おしょらいさんのお迎えをしてから、
近くにある子育飴のお店に行って、間違いに気が付き
もう一度、珍皇寺さんにお参りをするという順番になってしまいました。

でも六波羅蜜寺には、きっと引き寄せられるものがあったのですね。
それは次に記事に書きたいと思います。
幽霊子育飴の記事>>>六道まいりのお土産|水木しげる「ゲゲゲの鬼太郎」のモデルになった「幽霊子育飴」

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>>>六道珍皇寺

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