2016年4月は、愛娘の結婚式でした。
娘はお寺さんに嫁ぎました。
一般家庭のわが家から、お寺さんに嫁ぐなんて務まるのかしら・・・
そんな親の心配もよそに、もう1か月経ちましたが
なんとか頑張っているようです。
遠方に嫁いだので、結婚式の準備・披露宴の準備などは
あちらまかせになってしまったので、とっても申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
当日娘の娘の姿を見て、驚きを隠せないくらいでした。
親バカですが、
「こんなにキレイだった?」と主人と後で話しています。
一生に一度の晴れ姿。
とっても綺麗で、幸せ一杯の娘の笑顔が忘れられません。
あの笑顔は、私達の宝物です。
初めての仏前結婚式は、とっても新鮮で素晴らしかったです。
仏前なのでお経さんを上げるのですが、
娘が結婚前に
「結婚式用のお経さんってあるの?」と聞くと
「お経は有難いものなんだから、結婚式もお葬式も同じだよ」
そう彼から教えてもらったそうです。
その時のお経の1つは般若心経でした。
そして結婚式には指輪の交換ですが、
仏前結婚式では、お数珠の交換をします。
そして三々九度は、二人の三々九度が終わってから
親族全員に配られるのも、とても新鮮でした。
結婚式は娘の婚家のお寺の本堂で執り行われ
そのあと披露宴会場までタクシーで移動しました。
ご先祖様の前で、結婚の誓いを立てた娘夫婦。
佛心を忘れないようにお寺を守り、素敵な暖かい家庭を築いてほしいと思っています。
仏前結婚式はあまりないのですが、
こんなに凛とした空間で執り行われる仏前結婚式。
とても素晴らしいと一言で言うには足りないぐらいの
素晴らしいものでした。
素晴らしいという言葉では、あの重厚な厳かな空気が伝わりませんが
この言葉しか思いつきませんでした。
●仏前結婚の式次第
・ 新郎新婦および戒師入堂
太鼓の音に合わせて本堂に新郎新婦および戒師様が入ってきます
(太鼓の音に心が凛とはりつめます。)
・ 献花
・ 般若心経読誦
全員で般若心経をよみます
・ 啓白文奉読
戒師様が結婚式を執り行う旨を仏様の前で読み上げます
・ 数珠の交換と指輪の交換を行います
・ 三宝帰依
参列者も合わせて仏教における三宝(仏・法・僧)に帰依する旨を朗読します
・ 誓いの詞
・ 三三九度
・ 固めの杯
全員で杯を交わします
・ 戒師ご垂訓
戒師様からご垂訓を賜ります
・ お経|四弘誓願文
・ 新郎新婦および戒師退堂
この式次第の中に出られている、戒師様というのは
神前結婚式でいえば神主さん・キリスト教の結婚式でいえば神父さんに当たられる方です。
なかなか覚えられなかったのですが、やっと覚えられました。
このあと披露宴会場までタクシーとマイクロバスで約1時間かけて移動しました。
娘は朝6時半から白無垢を着ていますが、
披露宴は1時から。昔ほどでは無いですが
重いかつらをつけたまま、タクシーで移動はかなり疲れたと思います。
昔は街ゆくタクシーの中に花嫁さんを見ることもありましたが
最近では式場と披露宴会場が同じなので、あまり見かけませんが
このような結婚式も、やっぱりいいですね。
一生に一度の花嫁姿。
街ゆく人にも見ていただけたと思うので、
とっても幸せです。