懐かしの和菓子|亀屋良長さんの烏羽玉(うばたま)

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京みやげ

烏羽玉といえば昔懐かしい和菓子で、今もなお老舗和菓子店に売っています。
茶道を習っていたころ、たまに烏羽玉が出されました。
黒く小さくピカピカ光った烏羽玉は、とっても上品なお菓子です。
実家が二条若狭屋の近くにあったことから、子供のころは二条若狭屋さんの烏羽玉をよく食べていましたが、
亀屋良長といえば烏羽玉というぐらい、亀屋良長さんの烏羽玉はとっても有名です。
烏羽玉のお味は黒糖ベースのこしあんの上品なお味です。

こちらは6個入りのパッケージです。

中には脱酸素剤が入った袋になかに仕切られて大切に1個づつ並んでいます。

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烏羽玉の名前の由来

烏羽玉はお茶花のヒオウギの花の後の種皮の形にちなんだ名前です。
ヒオウギは夏の花で、花が咲いた後袋状の実がなり、それがはじけると中に漆黒の種皮が入っていてその種皮は真っ黒に濡れたように光ってみるものの心を吸い取り透明感さえ与えるような小さな粒でこの実をヌバタマといい、このヌバタマから名付けられたそうです。ぬばというのは「黒い」という最も古い言葉で、万葉の古歌にも枕詞としての「ぬば」という語が使われています。万葉の古歌では「ぬば」は、黒・夜・夢にかかる枕詞として使われています。

お菓子の名前にはそれぞれの由来がありますが、烏羽玉は創業200年の亀屋良長さんの歴史の中で息づいて受け継がれてきたものです。

烏羽玉は黒糖が混ぜ込まれたこしあんを丸め、寒天をかけケシの実をトッピングして作られたものです。烏羽玉を口の中に入れて噛むと、ケシの実のプチプチとした食感をはじめに感じそのあとに黒糖の上品な甘さが口の中に広がります。そのプチプチとした食感と寒天・黒糖の食感のギャップも新鮮でほかの和菓子とは全く違う味わいがあることが、私が子供の時から大好きなゆえんだと思います。

亀屋良長さんの使われている黒糖は波照間島産の黒糖で、とってもこだわりがあり、波照間島産の黒糖でないと亀屋良長の烏羽玉の味は出せないと言われているそうです。

烏羽玉の原材料


小豆・黒砂糖・砂糖・還元水飴・寒天・ケシの実・トレハロース

6個入りで486円(税36円)とお値段も手ごろで、常温で14日間日持ちがして
そのうえ丁寧に包装されているので、ちょっとした気の張らない手土産としてもよく使われています。

亀屋良長本店

所在地・・・・〒600-8498
       京都府京都市下京区四条通油小路西入柏屋町17-19
電話番号・・・075-221-2005
営業時間・・・9:00~18:00(茶房 11:00~17:00)
       年中無休(元旦、2日除く)

※商品の一部はJR京都伊勢丹B1直売店・京都高島屋・京都大丸でも販売されています。

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